新時代の幕開け

産経新聞をかばんに詰め込んだ。社会人らしく電車の中で新聞を読むためだ。しかし、○瀬駅辺りで気分が悪くなった。慣れないことはするもんじゃない。

30分前に時間に余裕を持って会場入り。トイレで世を足している時に、仲のいい同僚とさわやかに合流。

「おはよう。○○君。」

なんだろう。この心地の良い響きは。

隣に座ってた男性とはスポーティーでさわやかな会話を、もう反対側に座ってた女性とはディズニーの話で会話が弾んだ。クールに見せかけてさり気無く笑いもゲット。

もうナンセンスな馬鹿笑いは捨てた。下品な下ネタとも別れを告げた。ネクタイもバッチリきまってる。新しい僕がそこにいた。もう僕はひきこもりでもニートでもフリーターでもないんだ。