多様化する社会

排出量取引って有るじゃない?

ゆとり世代の坊ちゃん、嬢ちゃん等の為に簡単に説明するとさ、まぁ簡単に株式会社オカースキー自動車とレモン重工株式会社という2つの企業があったとしようじゃないか。オカースキー自動車は超優良企業で毎年黒字決算。環境面の取組みも力を入れておりCO2の排出量も基準を大きく下回る。一方、社長のワンマン経営で毎年赤字のレモン重工は利益を優先するあまり環境面が疎かになりCO2排出量が減らせず目標の排出量をクリアできない。

レモン重工はオカースキー自動車にお金を払って基準を超過している分を買い取ってもらう。両者とも排出目標をクリアしましたよ。めでたしめでたし。とまぁこんな感じか。

今までは金額の規模が大きすぎてくて大企業しかこういった取引できなかったのが、今回、三菱UFJ信託銀行が三菱商事の排出枠の5万トンを1000トン単位に小口化して販売するっていう国内初の事業を始めたんですね。それで今後は大企業だけでなく中小企業とかにも排出量取引が可能になるんってわけよ。

でもこれってさて何か変じゃない?単に二酸化炭素が引っ越しただけで実際のCO2全体の量は減ってないんですよこれがまた。w

まぁ実際長い目で見てどうなるかなってところらしいんだけど、前途の例で言うと、結局のところレモン重工自体が排出するCO2の量は減ってないわけやん?形だけじゃなくてさ減らそうっていう誠意を見せてよと社長に言いたい。

まぁ温暖化防止の起爆剤になりうるかってとこです。