今朝、父からのメールを読んだ。

真っ白な情景が頭を通過した。僕は部屋の壁に寄りかかり、冷静にメールの文面を目で追った。

母からケータイに電話が入った。悲しみに満ちた力の弱いか細い声だった…。

「最後まで見届けてあげて。」

抑えていた感情がこみ上げて来た。しょっぱい水滴が自然と頬を伝う。