球史に名を残す男達のドラマ

清原和博の男道という本を読んでいる。

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清原和博の野球人生が赤裸々に語り尽くされている。別に清原のファンじゃないしとか、巨人は嫌いだからとか、表紙の絵が怖いからとか、そんなちっぽけな理由で読みたくないなんて言わないで…野球ファンなら是非とも読んでほしいのだ。

彼の野球人生にとって特別の存在である桑田真澄。他の選手とは違う特別な想いが語られている。桑田真澄。174センチしかない小さな身体から繰り出す伸びやかなボールは投手としての才能を早くから開花させていた。

シニアでも投手としてそこそこの成績を残していた清原が、桑田が投げる球を見て、自分は投手としてはダメだ。野手1本で行こうと知らしめたくらいだ。

95年5月。試合中に右ひじを負傷した。桑田の選手生命を危ぶまれる危機的な大怪我を負った。アメリカで靭帯移植の手術を受け、2年にも及ぶ忍耐のリハビリを経て、再びマウンドへ戻ってきた97年4月6日。彼はマウンドに肘を付き、神聖なマウンドに語りかけていたシーンを多くメディアで報道されてたのが今では懐かしく思える。

球史に名を残した男達のドラマを決して逃すでないぞ。