ありのままの自分を描きたい

「時代なんかなぁ…。」

業後に上司がさ、ふとぼんやり呟いた言葉だ。聞いてないふりして耳を傾けてみた。

今の若い子には、ハングリーさが無い。なんていわれるようになったのは、僕らの世代からだろうか?右手が駄目なら左手で倒せ、右足が駄目なら左足でけり倒せ両手両足が駄目なら噛付けみつけみたいなど根性精神論。ま、僕には到底無理だろう…。まぁ現代風に言えば草食男子の典型パターンに当てはまるだろう。

僕に足りないのは、冷静沈着でスケールの大きな寛容力。正直、今より10年前の社会がどうだったかなんて今更関係ないと言えばそれまでだけどさ、悔しいんだよね。言われるだけで何も出来ない自分がさ。

「もっと自信を持て」って言われる。

でもさ、思うんだけど、あってないような薄っぺらな自信なんてむしろ要らないって思えるだよね。ない物ねだりなんて醜いし、背伸びするのも何か窮屈だ。実力が伴っていないのに意地だけ張ってても虚しいわ。だから等身大の自分をキャンパスに描きたいんだ。

そう君を見ているとね。

「謙虚やねー。」ってよく言われる。

何か余計なこと言って叩かれるくらいなら、最初から何も言わない方がいいんんじゃないかって思える。つまり。それが裏を返せば長所になるんじゃないの?

たしか君もそうだよね?

教えてよ?未だにわからないことがある。自分が何のためにここにいるのか。 金曜日の帰り道、星空を眺めながらそんな意味の無い事ばかり、考えてて、胸が苦しくなったよ。 来週は、もっと素直にありのままに生きよう。やれば出来るねん。