婆さんの過ち

友達のレモン社長が彼女とデートをしている最中、俺は学内セミナーに参加していた。人数が少なかったこともありポジティブに発言してみた。ああいう場で発言するのは初の試みである。俺の低音ヴォイスが20号館の大教室に響き渡ったことがなにより心地よかった。

消費者のニーズは時代と共に多様化してきた。企業側はその変化に対応する為に、今までにはないビジネス展開を繰り広げていかなければならないことは当たり前のことである。

消費者の嗜好をいち早くキャッチし、時代の変化に対応していかなければ、さらに競争が激化するであろうサービス業界においては勝ち残れない。いい企業だけが淘汰され、それができない企業は衰退していくしかない。さようなら。

「文明がもたらした最も悪しき有害なものはババァ。」である。

自分が入店した時に、自分以外に客がいなかったのに、俺を頭にぬれタオルを被せたまま散々待たせて、旦那にシャンプーをしていたこと。

横は切らなくて良いといったのに、「いやあかん。ハチがはってるから剃っていってええか?」と言われた。自分の感情のみに忠実なお婆さん。相手の立場になって考えるという努力をしたほうが良いですよ?

サービスとは「商売で、客をもてなすこと。また、顧客のためになされる種々の奉仕。」であり、ビジネスとは「個人的な感情を交えずに利益の追求のみを目的として進める仕事。」である。

客を自分の感情で支配して、不愉快にさせてどうする。

あのお婆さんの行為は、極端に言えば、キリンの長い首を自分勝手な判断で短くし、首が長いというキリンの特権どこかへ葬り去ったのと同じであり、一社会人としてあるまじき行為だった。

今日の夕食の中華丼美味しかった。